明日は、日本の会計年度末です。
年度末の為替相場、特にドル円仲値と、株価は、企業の決算に大きな影響を与えます。
ですから、これまでも財務省など当局は、半期末や年度末のドル円の仲値や株価水準を持ち上げる為の行動をとったこともあります。
昨年9月の介入も、半期末の為替相場と株価を配慮したという部分がかなりあると思っています。
年度末の仲値(午前9時54分ごろ決まります)前後の典型的なパターンとしては、9時過ぎから仲値が決まる5分前くらいまで除々に買われ、最後の2~3分で一段高となって、仲値が決まったあとはすっと下がる、というものです。
過去には、最後の1分で1円上昇して、仲値が決まったところから一気にそれ以上下げる、という荒っぽい動きになったこともありました。
その後はまた他の材料などで動きますが、仲値前後はかなり不自然な動きになる事が多いので、買っていてその時間に他の理由なく上昇した場合、一旦利食いを入れるたほうがいいかもしれません。
ユーロ円など他の通貨ペアでも、円絡みでしたらドル円の上昇で円安方向の動きとなりますから、やはり上がったところで一旦利食いを入れてもいいと思います。